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空から富士山を見る。 静岡市あたりからの景色だが、天気が今ひとつハッキリせず一寸朧な姿であった。 まず、素の写真。そんなに説得力の無い景色なのだが...。
あまり物語が沸かない。 そこで、山の輪郭をクッキリさせる画像加工をしてみた。
どうだろう。山が何かを言わんとしている感じになった。 次に、明度どコントラストを変えて見る。
不自然なのだが、広告にも使えそうな現代的な印象を得る。 その反対に、元の画像をモノトーンにしてみる。
山の風景とは面白い。100年の年月幅を1年に縮めてくれる感じだ。 最後に、ヒストグラム加工を。
静岡あたりが光に照らされている感じになった。そうなると日本自体の、 なにか運命とともに時計の針が高速で回転するようなスリルを感じないだろうか。