2011年1月19日水曜日

Movie: The Social Network (2010)


 とにかく面白い。話も明解にインプットされる。テンポがよくて序盤の音楽のリズムがそれを助成している。それもこれも全てはDavid Fincherの演出の賜だと感じる。
 この映画の冒頭では、頭に来る主人公の電波的会話があるが、「このクダラナイ主人公の映画をみなければならないのか?」と思うことしばしば。だがそれもFincherの仕掛けに他ならなかったわけだ。

 自分もFACEBOOKには登録しているが、かなり囮的な公開である。大学間ならまだしも、どこの馬の骨ともわからない者に自分の素性を公開すること自体がバカバカしい。つまり人間らしさからかけ離れている部分を沢山繋げても何も成らないということだ。この映画ではSNSの成功者の例として話がされるが、一体何の成功なのか?....実際、信用できないもので塗り固めた世界になっていることは曲げられない事実。だが、こういった部分もFincherは描いているので意外と納得して見れる。最後にやっぱりErica。つまり基準はすべてEricaだったのである。

 「Wendy Wu」のBrenda Songが出ているのが嬉しかった。

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2011年1月4日火曜日

Movie: TRON: Legacy 3D (2010)


 正直、素で鑑賞すると問題を抱えてしまう。

 少なくとも忘却のどこかに消えた1982年度の「TRON」を見ておく必要があったかもしれない。そもそも固執した人間でなければ30年程前の作品の詳細を覚えているはずがない。だから序盤はなんとかトップグループを追うマラソンランナーになれるのだが、時間が経つにつれ遅れをとる自分が歯がゆくなる。そうなると、鑑賞ポイントはCGで巧みに製作された3Dの迫力に絞られる。しかし、そこでも問題が。「3Dである必要性」に疑問が沸いてきたのだ。話題性としては十分な作品だと思うのだが、今後を踏まえ、時間のギャップのある連続ものや関連ものは予習が必須であると思う。とそんなことは「Harry Potter」の最新作で分かっていたことだった。失念。

 予告で流れた「Pirates of the Caribbean」の新作のほうがよっぽど3Dの意義がありそう。

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2011年1月2日日曜日

Movie: Nowhere Boy (2009)


 とんでもないくらいの地方に長く住んでいると自分の感覚が鈍くなる。一番近い劇場に行くにも足代に千円以上は掛かる上、上映しているものも学校給食のような型に嵌った味気ない映画ばかり。年末にようやく関東に戻ってくる。が、すでに見たい映画は主要劇場からは蚊帳の外になっている。この映画もそのひとつ。今日は、泣く泣く50キロ先の栃木県の劇場まで車を走らせた。間違っても絶対にDVDレンタルで満足する人間には格下げしたくない思いからだ。

 この話は何十年も前から色々な紙面でイメージを焼き付けていた。しかし、ここまで描いてしまうとJohnの本質を壊してしまう気にもなる。それは彼の不良っぷりのことではないし、彼の性格を決め付けたかのような描き方のことでもない。John自身の心の部分のことである。信じていいものなのか....実際複雑な気持ちになった。

 この作品、異色とも言えるほど「母」に重みがある。もし自分の立場に置き換えたらこの映画のJohnのようにある意味冷静な立場で居れたのかは疑問だ。それにしても波乱万丈な生い立ちを持つJohn。その雰囲気はこの映画で十分伝わるし、喜びの場面も悲しみの場面も音楽と共にする運命だったのかと思わせる作風にも共感できる。

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Units of time




Why do you divide time by a unit?

Why are you pleased by the beginning of the unit of time? And are you troubled with the last?

Does the unit of time bring you happiness?

Is it inconvenient for you if it was without time units?

Possibly will not the unit of time be a thing for weak human beings?

Does tomorrow give anything to you?

It is only now entirely.

You should feel only "now" even if you are before crossing the bridge or even if you are after crossing the bridge.

Me too....



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