2018年2月25日日曜日

Movie: Legend of the Demon Cat (2017)


 Kaige Chenといえば「北京ヴァイオリン(together)」のような作品イメージがある。映像表現に拘る監督という感じだ。今回の作品も異常に映像に拘った映画となっていた。何かミュージックビデオ的な映像のつづれ織りのようでもある。物語の大枠はわかるのだが、詳細にウエイトを置かず、成り行き的な映像展開のためにショウを見せつけられている感覚になる。
 この映画で特に注目は、サウンド効果。今までの映画では比喩対象がないほどの音の効果が面白いと思う。
 ただ総合的に評価するならば、平凡な映画としての印象で終わるため、なにか忘れものをした感じがしてならない。

 それから、日本では吹き替えが通常なのだろうか?できれば中国語と日本語字幕版で見たかった。

2018年2月3日土曜日

Movie: The Dark Tower (2017)


 デンマーク人の監督作品のようだが、馴染みがない名前なかったのだが、制作にRon Howardの名前があったので少し期待が持てた。

 世界から4ヶ月遅れの相変わらず遅い公開で、昨年の10月末にDVDやBru-rayも出終わった後で、他国からは興味の枠から完全に外れているだけに新鮮な空気感で見れなかった反面、客層の少ない日本のシネコンでは個人的な空間として楽しめたのはよかったのかもしれない。

 ここぞというシーンでのドラマチック感がないためか、平坦に感じる。Stephen Kingの話だけあって、全体は興味を持って見れたのだが、起伏がない展開だったので満たされない気持ちは残った。


 それにしても映画公開ではガラパゴス的な日本。邦画優先、吹き替え優先の世界観をぶち破るものが何かないものか…と思う。