2014年1月2日木曜日

Movie: Gravity [3D] (2013)


3Dバージョンで鑑賞した。時間的に已む無く日本語吹き替えおよび3Dという設定から逃れられなかった。
 まず、3Dはいいかもしれない。特に宇宙ゴミが飛来してくるあたりは面白い。
 日本語吹き替えは駄目。なんだか声があっていないし、雰囲気が伝わらない。
 素朴な疑問。中国の宇宙設備操作盤では中国語を使っているというのは、あまりにも酷い設定だが、これが本当ならば中国は駄目国家決定。
 ペンだの本だのいろいろと宙に飛び交うのも巧い演出なのだが、中国機内での卓球ラケットはベタすぎるのでは?。
 
 時間の感覚や距離感に戸惑う面もある。宇宙ステーション間の距離や酸素の残量と時間。いろいろな面でギャップはある。
 「2001年宇宙の旅」のオマージュ的な感覚も持ち合わせており、デザインされた映像設定は危機的な状況でありながら不思議と安心感を与える。
 ラストは「猿の惑星」のテイラーを想像したりもした。異空間すれすれの世界観でコーティングされていた。
 
 そんなに長くない映画だが、それでも1時間くらいに感じるのは、入り込めるからだろう。この映画の価値はこのあたりにある。