2016年12月18日日曜日

Movie: Rogue One (2016)


 なるほど。オープニングがこれまでと異なるのは、通常のトリロジーx3の一部ではなく、付け加えられたストーリーの映画化としてだからか、別の視点を持って観るべきなのかもしれないが、後半やエンドロールでは間違いなくいつものSTAR WARSである。
 評価に困る。いかにLucusが原案を提供しているとはいえ、昔からのシリーズに肩入れしていると、予想していなかった展開には「なんか違うのでは?」との葛藤もあるのだが、終盤の設計図を送信するためシールド突破のためのバトルシーンあたりでは、初期のエピソードがいたるところで思い出されて「よく作ったな」と感心もした。
 もっとも驚かされたのはPeter CushingやCarrie FIsherが40年を超え、そのままの姿で登場するところである。どうやらデジタル処理によるものらしいが、こういった技術と価値観とのギャップについてはすでに麻痺状態になっている自分がいる。

 STAR WARSとはなんだったのか?今更だがエロール・フリンの如く冒険活劇だったと思うのだが、だんだんサスペンス色が強調されているのて単作で楽しむ枠から逸脱した感じを良しとするか否か、しばらくは悩むところかもしれない。