ブラジル映画を見た記憶がなかったので、大変興味をもって見た。
時代は日本では太平洋戦争の頃。戦争への関わり有無を脳裏に残しながら物語を追うことになる。
精神病棟の描きかたについては、違和感はあるが、映画全体の背景が大人しめなため、関心度を高めるためには必要なのだろう。
映画では絵の表現、ユング、動物たちが重要な要素となっているので、多角的な観点から見ることができた。
もっとも興味をもったのは、パレットからキャンバスへ絵の具を移すという言い回し。これはかつて思っても見なかった。