2001年にシカゴに行った時、マクドナルドの1号店といわれる場所やロックンロールマクドナルドにも行った。つまり、マクドナルの生まれた場所はイリノイ州と信じていた。この映画では冒頭でこの信じていた部分を壊しに来る。このあたりの脳裏闘争は最終的には解決するのだが、気持ち的には真実のドラマ部分が排除され、「いやらしさ」しか見えてこない感じに陥る。結構好きな味のある俳優を使っているからこそなおさら、オリジナルマクドナルドとビジネスマクドナルドとの違いに悲しさを感じた。
映画は「American Graffiti」の時代を感じ取れるので、その時代に浸る楽しみ方もできると思う。