2012年8月27日月曜日

Movie: Prometheus (2012)


 「Alien」の前日譚として作られたらしい本作品。無論、暫くは全く接点の無い雰囲気で進んでいくため、独立的な物語として観ていたのだがH.R.Gigerのデザインが出てくれば否応無しに「Alien」との関係を見つけ出そうとする自分が登場し、なんだか歯がゆくなる。
 当時の「Alien」を劇場で観たときのショックは今でも思い出されるのだが、あの時代から数多くの派生作品が出てきたこともあり、今回の作品がどんなに映像世界を確率したとしても感動やショックは生まれない。残念ながらもうこういったアプローチは今の時代には通用しないことを痛感させられた。

 もし頭の中にRidley Scottの過去の作品や「Avatar」「War of the Worlds」で感じたインパクトが生まれてこなければ、もうすこし高い評価になったのかもしれない。しかし今さら観たいタイプの映画ではないことは事実だ。


BD/DVD: J. Edgar (2011)


 Clint Eastwood作品だと思わせる全体に暗さを強調した展開。一連の彼の作品と比べても出来具合に大きな差はない。とっても面白い話ではないこの映画。むしろ’60年代をよく知る人ならば別の意味で楽しめるかもしれない。ただ、そんな内容であっても目は引きつけられる。Hooverの晩期と勢力的な時期とが交互に展開される言わばよくある作風を持ち上げているのは、本筋をそらさない脚本にある気がした。Eastwoodで思い出されるPaul Haggisの面影まで感じさせる脚本になっていると思った。

 映画に沿って、いろいろなニュース連想が生まれる。コミュニズム、図書館のインデクシング、リンドバーグ誘拐事件、ケネディ家2つの暗殺事件、同性愛、人種差別、女性の職場台頭など。この映画はもしかしたら、時代のダイジェストをFBI長官という題材で見せているのかもしれないが、残念ながら今との(ひとの関わりにおける)違いまでは見つけられなかった。


2012年8月21日火曜日

Beijing 3days

My family went to Beijing in Summer holiday. 11th/Aug - 13th/Aug
We walked around about the Forbidden City, Wangfujing Street and Happy Valley.
We had a good time but it was hot day.

Tiananmen

Forbidden City

Wangfujing

Happy Valley

2012年8月3日金曜日

Movie: The Dark Knight Rises (2012)


前作から4年くらい経っていることもあり、過去作品の復習が必要だと久しぶりに感じてしまった。観ている間、「そんなことがあったなぁ」と押し入れを弄るように記憶を呼び起こしていたのだから。

 相変わらずに暗い世界観の中で著名な俳優陣を鏤めるChristopher Nolanの演出である。だがシーンアレンジメントは長編映画でも飽きさせない何かがある。回を重ねる毎に規模が大きくなる中で、かつてのMichael Keaton主演のシリーズさえ懐かしく思える接点が出てきているようだ。それどころか一連の地球滅亡パニック映画とか、「Star Wars」にも共通する登場人物のブレを面白さに変えていく手法もあったりして、やはり観客動員の多さを納得させられる作品だなとも思えた。

 ところでコロラド事件があったことを考えると、中盤での乱射シーン。加えて日本の原発事故との接点、刑務所の飽和状態などアクションの中の「おもしろさ」が、そのまま世界現実の「恐怖」となっていることも、同時に不安でたまらなく思えるのであった。

 さてこのシリーズにおいてJoseph Gordon-Levittの存在が突如気になり出した。