2019年12月21日土曜日

Movie: Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker (2019)


 ドイツ帝国を相手にする日本の侍が宇宙を舞台に西部劇風のアクションで戦う物語。こんな感じなのだろうか。シリーズ的に言えば、最初の3作品の頃が技術的に途上であっても魅力溢れていてよかったと思うのだが、時代を過ぎると不必要な技術がかっての興味を薄めさせてしまい、なにを対象に興味を持っているのかが見えなくなってしまった。
 冒険活劇から始まったこの物語。以前はスッキリとした展開だったはずなのだが、途中でドロドロしたものが目につくようになり、最後には叙情性を持たせてまとめたようだ。

 さて、9話目で最終話になった本作品。エピソードイIVの展開(いわばルール)を基本的には守っているが、やはり活劇というより感情劇になっているため玉座の間のような大円団にはなっていない。戦いの密な描写を捨てて、レイやレンによるロミオとジュリエットの流れが待っている。求めていたものとは違うのが気になったが、まずは完結できたことを祝いたい。