1970年代の災害パニック映画を蘇らせたかのような作品といっていい。かつては文部省選定や消防庁推薦のような映画はいくつかあった。しかし現在において政府が先頭に立って災害パニック映画にも力をいれていいかもしれない。ただ、パニック映画の前提はエンターティンメントなので、楽しむために観る訳なのでプロパガンダや教訓もの作品を前面に出せば多くの観客が背を向けかねない。先日の広島市土砂崩れなどへの配慮も考えるならば誰にでも見せていいものでもない感じもするのだ。
この映画は残念ながらもB級スタイルの物語なので、うまい具合に映像に溶け込めない。内容がそこそこ見応えあるので勿体ない気がした。いろいろな人物が映像(動画)を撮影してくアプローチがかなり今風で面白いし、ドキュメンタリー色を持たせたインタビューカットとか、竜巻の通り過ぎた跡形もない場面や自動車が容赦なく降り注ぐ状況は今や現実的なところは映画のメッセージとしてはかなり良いセンスと言える。
だからこそ最後には「残念」な部分が多く残った。
この映画は残念ながらもB級スタイルの物語なので、うまい具合に映像に溶け込めない。内容がそこそこ見応えあるので勿体ない気がした。いろいろな人物が映像(動画)を撮影してくアプローチがかなり今風で面白いし、ドキュメンタリー色を持たせたインタビューカットとか、竜巻の通り過ぎた跡形もない場面や自動車が容赦なく降り注ぐ状況は今や現実的なところは映画のメッセージとしてはかなり良いセンスと言える。
だからこそ最後には「残念」な部分が多く残った。


