米国の映画サイトでは賛否が分かれているようだが、今回の映画をアニメの実写版として観るならば、違和感も湧いて来るだろう。一応はかつての劇場版アニメの音楽を含めた世界観は感じ取れると思ったし、むしろ前情報や知識を無しに観たほうが面白く観れるとも思った。
中国化となった未来の(香港風な)日本は、どちらかといえば「Blade Runner」を思い出させるのだが、未来感と古風な文化が共存している部分などは、日本人が好むこれまでのアニメを意識しているようだった。
北野たけしの存在がやや不安定に思えた。彼だけ日本語なのも含めて、アニメとの差をつけるならば、もう少しオーラのある存在を描いて欲しかったと思う。