2010年5月16日日曜日

Movie: Nankyoku Ryorinin (2009)


fearful, feraful, this movie is just like "The Thing". but funny.

 南極に滞在というかなり過酷な状況が想像される中で、普通の日常の一面を多く見せてくれる演出に、なんだか海外滞在に味噌汁を大量に持っていく人々のイメージを思い浮かべる。そういう一面がありながらも氷点下の人が容易に住めない世界を底辺に広げているのだから、そこはなんとも微妙で心地よい。

 かつて「The Thing」という映画があったが、今回の映画と比べてみると人の反応という点では類似している気がする。言ってみればエイリアンにあたる部分が実は料理なのではないのだろうか。長い月日が人を変化させる。しかも外とは断たれた世界で。毎日当たり前に思える気候、会話、そして食事。いかにこれらが本来の重さを持っているのかが分かる....そんな映画だと思った。

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