2010年2月1日月曜日

Movie: The Lovely Bones (2009)


Is this a pervy(hentai) movie? ...I think "No".This factor or process of affair means has nothing. It's only remained that there are human's smiling face, tearful face, anger face, joyful face...maybe this is "world of soul".Paul's song "Another Day", "The Partridge Family" tv show and David Cassidy's poster etc... I should say "Wow".

 "The Lord of the Rings","King Kong"の路線をJames Cameronに譲るといわんばかりに今回のPeter Jacksonの作品は趣向が違う。実は昨日NHKで身元もわからない孤独死が増えているという番組を見たばかりで、感覚がそちらと接合する。最近の自然災害、特に四川地震とかハイチ地震のように多くの人数を死に至らしめる事態が起これば、泣きたくても個人的感情さえ制限されることにもなりかねない。Peter Jacksonは、この映画において事件映画、スリラーのような類のものにしていない。表面上は70年代(ある意味良き時代の代表)の隙間に起こった事件を過剰な脚本操作をせず、毎日起こるような出来事として物語をすすめている。しばらくはまるでアイドル的美少女Saoirse Ronan演じるSusanのためのイメージ映画といわんばかりである。しかし感情表現に的を絞ればやや違ったものが見えてくるのだ。ところで彼女。その英国人風の顔立ちは印象に残る。映画では母が英国出身のRachel Weiszだからか、なんとか納得してしまった。

 映画の後半、死後の世界と事件の追及が交差しつつ映される。生前は何か殻の中で自己主張のできなかったSusanだが別世界では自分の存分の表現がなされる。映像はやや美化されたものかもしれないが、死を迎えようとする人への配慮を感じられる。その時点で過去に拘ることの否定的見解がなされるのだが、すべてがいずれ土の中に戻ることを思えば、一時の感情で抵抗することの価値観さえ疑わなければならなくなるのだ。そんなことを感じさせる情景表現がこの映画のクライマックスと言ってもいいのでは。

 この不思議な感覚、Nicola BenedettiのVaughan-Williams and Tavenerというアルバムに共通な部分があると思うのだ。

 自分が存在していること。生きている今だからこそ考え直し、振り返らない生き方を教えられたようだった。

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