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邦題「ドラゴン・タトゥーの女」。
David Fincherの作品。近作はややパーティ世界の影像が多かったようで、「Seven」を恋しがる人には今回の作品は的を得た作品では?。終わってビックリしたのは150分近くあった映画とのことで、観ているときには長さが感じられず、むしろ後半の急いだテンポの展開に「いったい何を急いでいるのか?」と問いたくるほどだった。
映画の面白さは、事件を通じて接近していくMikaelとLisbethの距離。この間には決して男と女の言葉が交わされていたわけではない、執着する仕事を通じてのことである。しかしやはり人間と人間の遣り取りの中にある「真実」と「嘘」。このキーワードは最後の最後まで忘れてはならないようだ。
Daniel Craig主演映画にしてImmigrarnt Songが織り成すオープニングは、いやでも007を思い出してしまうが、この映画ではナイフひとつ満足に扱えない男であることは、楽しいギャップであり、肝心の武器を持つ人間がターミネーターのような存在に近いためにある種、この二人のコントラストにロボットヒーローものさえ思い浮かべる映画になっていた。
Christopher Plummerが現役で活躍していることが嬉しい。


