2013年1月10日木曜日

Styx:The Grand Illusion・Pieces of Eight Live (2011)


  予想以上に楽しめるライブになった。
 アルバム曲順どおりの展開が楽しめるのは、5年前に上海で体験したRoger Watersの”The Dark Side of the Moon”のライブ以来である気がする。今回はもちろんBDでの鑑賞となったが、それでもライブ会場にいるような雰囲気に陥った。

 これらはかつて愛聴したアルバムだったので、ライブで聴いたことの無い曲が味わえるとなると、居ても経ってもいられなくなる。個人的に言えば、”The Grand Illusion"の場合、A-Sideのダイナミックで親しみのあるメロディを持った曲の流れ、オープニングを経てTommy、JY、Gowanの流れの演出は見物。特に"Come Sail Away"については、曲の魅力もあるためGowanのプレイでもDennisの影を感じられた。そして"Pieces of Eight"のアルバムになると、”I'm OK"~Sing For the Day"、"QOS"は鳥肌ものだったし、ラストのタイトル曲は隠れた名曲として何度も口ずさんでいた自分にとっては、このライブのメインといってもよかった。
 ライブ形態として、かなり「有り」な内容であったし、メンバーの魅力と(Chuckも登場)、カメラアングルなどで全般的にまとまっていて感動した。

 これは何度も楽しめそうなBD。次回、続きがあるなら"Cornerstone"も仲間にいれてあげほしい。