whisky, bread, snack, soda, starch, fuel, material..... that's "corn".

アメリカや中国は大量消費国の典型であるため、流通や販売の効率を考えれば安く大量に生産できるものを多様に変化させ生活消費の主力にすることは仕方が無いことである。本来ならばその底辺に自然の流れを変えないような最低限のモラルがあって当然なのだが結果的には無視された形になっている。そんな点がこの映画では垣間見れる。
変えられない流れ。中国の後を絶たないコピービジネスも同様であり、捕まえて捕まえても形を変えてそのパワーを増大させている。最早、モラルとかの問題ではなく、当事者にしてみれば生きるための支えがその部分にしか無いように見えるのだ。大きな国は隅々まで目が届かないだろう。日本にしてもそれを感じるくらいだから。ウィルス、ファーストフード、違法ビジネスなど、これらを瀬戸際で防戦してもあまり意味を成さない。
この映画で一番ショックを受けたのは、ニューヨークのタクシードライバーの語る家族の糖尿病。冒頭で食べたものが髪に表れるという点と相成って、毎日の食生活には一層の注意が必要だと感じた。 ソーダにしても「悪い」ものとして片付けるのではなく、適切に扱えば生活も楽しくなるはず。問題なのはそれらに「依存」することだ。