If there is implacability, a common knowledge can be overturned.
集客数を増すために公開のタイミングを計るらしい日本では、この映画、なんとフランスより1年半遅れの公開。もうLuc BessonとかLiam Neesonの名前、あるいはこの意外なバイオレンスの内容だけでは集客力無い...と考えられているのだろうか。harry potterなどは別としても、近年は宣伝会社を通して「これは絶対にウケル!」という自信だけで持ち上げる作品は皆無。皮算用の結果としての現実がある。地方のシネコンは良い例であり、夏は例年のように子供向け作品に期待作が追い出されてしまう。「3:10 to Yuma」などは2年も遅れての公開。こうまで遅いと「レンタルでもいいか...」みたいな気分が身体に充満するのだ。こんな日本映画ビジネスの思惑に背を向けたくなる自分だが、日本に居る以上抵抗できないのも現実。この映画は、「Schindler's List」で名を上げたLiam Neesonが、あの映画から15年経て演じる役柄にも期待が及んだ。雰囲気そんなに歳をとったような感じは無い。弱者を救うテーマとしては同じ視点で観れるが、今回の彼の行動は異常にも取れた。インパクトは次の言葉に集約できる。「躊躇なき」「容赦なき」...Liam Neeson演じるBryanの前歴は深々と語られないのだがそこはBryanが観客に与えるRamboや「Death Wish」のPaulのようなイメージだけで全てを語ってくれるような感じ。
最後まで娘のリアクションが乾いた感覚を貫く。Bryanの内心とは天地もの差がある。それでも家族というテーマを掲げたようなこの映画により、アルバニア系の悪党どもよりもむしろ現代社会との歪と対決しなければならない面を多く打ち出した。

