Don't understand the thing of the harmony by the physical appearance. You close your eyes, and let's listen to music.

映画はコメディタッチで進む。楽しめる要素は多いのだが、メンバーの過度な羽目外しが気になるところも。その分、もうすこし詳細に描いてほしかった心の繋がりの部分が薄っぺらく感じられた。例えばリハなしというところはこの映画では前面に出したい部分なのだが、なぜ一発舞台で調和したのかという根っ子の部分を訴えるには足りないものが多すぎる。感動のクライマックスでピークメーターが上がらないのもそんな部分があるからだろう。
気が付いたこと。この映画はヨーロッパ複数国の共作であるが、その国々の視点なのか中国や韓国の勢いが伝わる場面がある。以前なら「日本製じゃないとだめだ」という場面を含んだ映画も多くあったが、最近は違うようだ。それでも最後でツアー先に日本を選んでくれる点があり、最早「そういう側」に日本が変化したもの....と捉えた。
それにしても平日の昼で立ち見(床に座り見?)が出るほどの大盛況。鑑賞する年齢層も高いだけあってこういった映画を上映する側にも多くの配慮が入りそうな気がする。
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