Tim Burton's wonderland has too many magic. On the other side, The spectator has mysterious frustration.

さて、話題性が大きかった「Alice in Wonderland」なのだが、単純に「Charlie and the Chocolate Factory」との違いを考えてみると映像を使ったメッセージ性は今回は皆無といえる。むしろLewis Carroll原作のスタッフに拘っている部分が強く出ており、見る側の視点もどこか細部中心になってしまう。本来ならば、もう少しTim Burton+Johnny Depp が生み出す独特な世界に入り込んでも良さそうなのだが、実際は見ているうちに見えない制約を受けているような気持ちになった。
Crispin Gloverが今回もキモさ十分のいい役だ。「Back to the Future」や「Charlie's Angels」でも見事にキモい役柄を演じているだけに今回も期待を裏切らなかった。
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