2013年3月12日火曜日

Movie: A Certain Magical Index: The Miracle of Endymion (2013)


  劇場用アニメではやはり、テレビ版の登場人物を如何に配置するかを要素とする傾向が強いと見えて必然性を多少は無視した形でスクリーンに放り込まれる。言わば「ありがち」なのである。
  ただ、このありがちな形をむやみに否定はできないようだ。物語の中でレールガン連中との接点もそうだと思うが、期待度でいえばメインキャストでダンジョン攻略するよりは、仲間を交えてバラエティ満載で多角的にアプローチする方が、転換部の挿げ替えが利便的に働くに決まっている。 更に「マクロス」以降、劇中歌の充て方をミュージカルスタイルに応用できる寛容な環境もAKBを引き合いに出すまでないが、本質からの逸脱はあれども活性化には繋がるだろう。
  近未来学園都市モノにあっても、いろいろとアナログ的な小道具は、一種のノスタルジーにして、いつまでも変わらないで欲しい未来感なのだろうか、稀にイメージする100年後の蓄音機に在り方に似ている。
  邦題「とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇跡」