核廃棄物を地下深く格納し、安全になるまで触らせないための施設オンカロを描いたドキュメンタリー。
核問題を残す日本には是非一見するべき内容である。特に面白いのは10万年という長い年月の先を見越したアプローチを考えていくところ。確かにピラミッドなどを例にすればわかりやすい。しかし10万年となると、それ以上の障壁がありそうである。そうそう、パイオニア号の金属板を思い出してしまう。
ただ、色々な視点で観ると疑問も沸き上がるだろう。
■こういった施設を拡張する場合、地震などの災害のない場所となると限られていて国家問題にもなるだろう。
■10万年と簡単にいっても、その間に地球や人類がどのようになっているかや、核以上に危険なものも増殖しているかもしれないことを考えると一概に地下施設だけに焦点をあてるのは「狭い」印象でしかない。
■こういった話があまり広がっていないのは、基本的に触れたく無い話題ということが前提になっているからだと思う(映画「コーブ」でも思った)。つまりはいつまでたっても密かに大量の核廃棄物を扱うという点で、その表裏の姿勢が今後の課題となりそうだ。
結局、人類は他人や未来を考えることについては2の次、3の次ということなのでは?。ちょうどNHKで他の種類のクジラを思いやるザトウクジラの番組があって、人類には「まだまだ」という感じがした。


