I cannot understand somewhat in last half.

前作で市街地戦を繰り広げたオートボッツとディセプティコンズ。今回は、なんと中国上海から始まり、アメリカを経て、エジプトへと戦いの場を替えて行くのだが、どうやら最近の傾向ともなる地球危機もの、世界巡業ロケ、インディージョーンズ風の謎解きものにマージされている感じがするのが残念。 もうひとつは温度差が読み取れない。シリアスな場面の狭間狭間に滑稽な場面が登場するのは隠し味ならよいのだが、ここでは隠し味の限度を越えて味付け過剰になってはいないだろうか。今回はCGは活躍しても2次元性を強調しているようにもとれた。 後半には展開が速くなってくる。間合いを置いて状況を把握する時間さえ与えられない。アクション場面になれば敵味方の区別でさえ判断不能状態に幾度か陥った。 ただでさえ、ロボットフェースの見分けが困難なハードアクションシーンが連発してくると、目がなかなかついていかず、終盤はストーリーを把握するというより、場面を目に焼き付けることで精一杯の自分がいた。
それでもこのシリーズは好きだ。特にバンブルビーの泣く仕草とか、老ジェットファイアの動作のような茶目っ気のある点は良い結果に繋がっていると思える。