A meaningful documentary film. If you really think about nature and the life of the person, maybe you choose this film. But if you like personal profit covering with a shield of "conservation of nature", you will choose a film like "The Cove".

あの未曾有の経済危機から一年半過ぎた。過去の教訓を持って持論を述べ、不景気の回復方法を知っていたかのように政権を取った期待の人物も未だに迷走し続けている。これではMoore監督にしても幾分か信じていたイメージが崩れてきているのではなかろうか。トヨタの事件もその一部だろうし。本当に予測のつかない現実。彼が弱気になるのもしかたがないくらい世界経済や需給のバランスの根底まで崩れている...ということなのだろう。
実際、倫理の欠片もない現実を多く目にするようになった。人から借りたものをまた貸しするのが当然な世の中。富と権力があるものは己の罪をも無効化する世の中。このドキュメンタリーでは資本主義のマイナス部分が多く提示されるが、それは民主主義や社会主義への転換を仄めかすものではなく、「誤った」ところに気付かせたい内容となっているからこそ、我々の意識の転換のほうに期待が寄せられる。しかし黒を白に変えるような単純な転換は無意味。それに見せかけのグローバリズムもいらない。散漫な環境保護を訴える無駄をやめ、世界が生き残るバランスを考えたフレームワークを作ることが先決だと思う....が、実際は。
過去のニュースフィルムが使われているが、Bushのシーンはかなり笑えた。
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