2009年1月24日土曜日

Movie: Revolutionary Road (2008)


This movie focused us on screen despite of most house scene. It is nothing but their performance.






 アカデミー賞でも呼び声が高い作品。時節的には「Slumdog Millionaire」のような作品が強い傾向の中で、核心をえぐるような今回の映画もまた高評価を得るだろう。    10年前の「Titanic」のようなロマンスを期待していると完全に裏切られる。ただし出会いの場面で僅かに「Titanic」の設定を思い出した人もいたことだろう。

 1950年代の物語でありながら、これが実に現代のいろいろな「人と人の思いの違い」の状況を代弁するに相応しい。FrankやAprilが歩む憂鬱な時代設定は、実は冒頭の同じようなスタイル(帽子に注目)で出勤する場面で感じ取ることがきる筈だ。

 この映画のポイントとして、重要な会話の場面では、子供を登場させないという配慮がされている。こういう部分からしてもカット効果でぼかす手法をとらず、場面のひとつひとつに役目を持たせていると感じた。久しぶりに戯曲的な重さだ。そしてラストが意味深い。補聴器のボリュームを下げるようにフェードアウトする。これは、Johnの横柄な言葉に手を出そうとするFrankを見て、「病気だから」といって抑止するHelenの場面あたりでも感じ取れる、所謂エゴ的行動がが積み重なって作られた社会を譬喩したものだったのかもしれない。LeoやKateは素晴らしい演技をした。Kathyにしても勿論。Sam Mendes監督のセンスも忘れてはならない。時代を代表する曲「crying in the chapel」は懐かしかった。
 ところでKNOXビジネスマシンとはUNIVACに充てている?。