2009年1月28日水曜日

Music: Progressive and Classic Rock as Jazz(2008)



Second Season: Progressive and Classic Rock as Jazz by Wave Mechanics Union


 60年代~80年代頃に話題となったプログレッシヴ・ロックやハードロック、パンク・ロックの著名な曲をジャズ風にアレンジしたのがこのアルバム。ただ、予想していたほどジャズに特化しているわけではなく、またジャズ化し易い曲を選んでいるわけでもない。どうもこれはリラックスしてBGM風に楽しむアルバムではないようだ。

 正直言ってリスナーの立場では「The Rain Song」や「De Do Do Do」などのジャズ風アレンジは素直に耳に絡まない。Beatlesに至っては「なぜこれ?」という印象まで受ける。

 ところが、Pink Floydの「The Great Gig in the Sky」は全く別物に映った。King Crimsonの「Elephant Talk」もまた然り。もしかしたらプログレッシヴ・ロックが特徴といしていた突飛なアイディアへのアプローチに重点が置かれたのかも。その証拠となる曲が最後に待っている。YESの名曲「Heart of the Sunrise」である。原曲をアレンジするときに「こうしよう、ああしよう」という思惑が見えるような展開で不思議にも合点してしまう。Lydia McAdamsの歌も自然にそれに付き添う。それは彼女がJon Andersonの姿を意識しているとは言えない程に。

 アルバムトータルでは疑問が残る結果となったが、先に出したプログレのナンバーはかなり聴き応えを感じた。これはあくまで自分としての感想だが。